
2023
06.30
前照灯~『入浴福祉新聞 第97号』より~
『入浴福祉新聞 第97号』(平成18(2006)年9月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
前照灯
「有料老人ホーム」が首都圏で激増している。
介護保険以前は、全国に300カ所程度だったが、5年間で5倍だ。
今回の制度改正で、特養入居者のホテルコスト負担が導入され、かなりの年収があり個室に入居していると、けっこうな自己負担額になる。
また、厚生労働省は療養型病床群を大幅に減らす方針を決めている。
そんな事情で需要増を見越した〔有料老人ホーム建設ラッシュ〕がおきているのである。
ほとんどが、介護保険を利用出来る〔特定施設型〕で、入居一時金が数千万円、月額利用料もウン十万円の高級タイプと、数百万円で入居でき月々15万円程度のお手頃ホームに二極分化しているのも特徴だ。
しかし、終身介護を宣伝しながら、認知症になったり重度化したりした際に退去させられた、とのトラブルも絶えない。
「有料老人ホーム」の入居者は〔お客様意識〕が強いとされ、職員と対等な関係も築きにくい危惧もある。時代に逆行したような大規模施設も少なくない。
できるだけ要介護にせず、介護度も重くしない〔介護サービス〕を、「有料老人ホーム」は実現できるのだろうか?などなどのっ疑問をもつ人は少なくない。
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。